医療脱毛とは、医療機関でのみ提供されている専門的な脱毛方法です。高い出力のレーザーを肌に照射し、毛を生やす組織を破壊する特徴があります。
そんな医療脱毛ですが、「エステ脱毛との違いがわからない」「永久脱毛は1回で完了するの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこでこのブログでは、医療脱毛の仕組みやエステ脱毛との違い、効果を詳しく解説します。
このブログを読めば、医療脱毛のメリットを理解できるので、脱毛を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
医療情報に関する免責事項本記事に記載された情報は、一般的な情報提供を目的としており、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。掲載内容は作成時点のものであり、最新の医学的エビデンスを反映していない可能性があります。健康上の不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師にご相談ください。本記事の情報によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いかねます。
医療脱毛とは

医療脱毛は専用のレーザー機器を用いて、毛母細胞や毛乳頭などの毛を生やす組織を破壊する施術です。医師や看護師といった国家資格を持つ医療従事者のみが施術を担当し、高い安全性のもとで脱毛を行います。
強力なレーザーを使用するため、少ない回数で高い脱毛効果を得られるのが特徴です。一定回数の施術後は、毛の再生を長期間にわたり抑えられます。
医療脱毛とエステ脱毛の違い

医療脱毛とエステ脱毛の違いは、主に以下のとおりです。
| 比較項目 | 医療脱毛 | エステ脱毛 |
| 受けられる場所 | 医療機関 | エステサロン |
| 脱毛の効果 | 永久脱毛 | 除毛・減毛 |
| 施術方法 | レーザー脱毛 | 光脱毛 |
| 施術回数 | 5~10回程度 | 24回以上 |
| 痛み | やや強い(麻酔あり) | 弱い |
| 施術者 | 医療従事者(国家資格あり) | エステティシャン(国家資格なし) |
| 費用 | 総額でみるとコスパが良い | 1回あたりの料金は安い |
| トラブル時の対応 | その場で可能 | 医療機関の受診が必要 |
安全性に配慮しながら確実な効果を求める方には、医療脱毛が適しています。
医療脱毛の特徴

医療脱毛には以下のメリットがあります。
- 永久脱毛ができる
- 短い期間で完了する
- 医療従事者による安全な施術
- 痛みをケアする麻酔も可能
それぞれ詳しくみていきましょう。
永久脱毛ができる
医療脱毛の最大のメリットは、永久脱毛が目指せる点です。高い出力のレーザーで毛を生やす組織を破壊し、自己処理の手間を省きます。そのため、カミソリ負けによる肌荒れや、毛穴の黒ずみなどの解消も期待できます。
エステ脱毛の場合は、通うのをやめると再び毛が生えてくることがほとんどです。将来的なムダ毛の悩みを根本から解決したい方は、医療脱毛を選ぶとよいでしょう。
短い期間で完了する
医療脱毛は1回あたりの効果が高いため、エステ脱毛と比べて短い期間で完了できます。1回あたりの料金で比較すると医療脱毛の方が高く見えますが、少ない回数で完了するため、結果的に総額を安く抑えられるケースがほとんどです。
さらに、クリニックに通う回数も減らせるため、時間的な負担を軽減できるメリットもあります。
医療従事者による安全な施術
医療脱毛は、国家資格を持つ医療従事者が施術を担当します。一人ひとりの肌質や毛質、その日の体調などに合わせてレーザーの出力を調整するため、火傷などのリスクを抑えた安全な施術が可能です。
万が一、トラブルが起きた場合でも、すぐに対応できる環境が整っています。必要に応じて迅速な医学的処置を受けられるのは、医療機関ならではの強みです。
痛みをケアする麻酔も可能
医療脱毛はレーザーの出力が高いため痛みを伴うイメージがありますが、医療機関ならではの麻酔を使用できます。麻酔クリームを使用することで、刺激を和らげながら施術が可能です。
また、クリニックによってはレーザー照射前に皮膚を冷やし、痛みを和らげる機能が搭載されたレーザーを使用していることがあります。痛みが不安な方は、事前に相談しておくとよいでしょう。
医療脱毛に用いられるレーザーの仕組み
ここからは、医療脱毛で使用されるレーザー脱毛の仕組みを、以下の内容で解説します。
- レーザーが毛の色素に反応
- 成長期の毛に対応
順番に見ていきましょう。
レーザーが毛の色素に反応
医療脱毛のレーザーは、毛の黒い色素であるメラニンにのみ反応する性質を持っています。
レーザーを照射することで、光によるエネルギーが黒い毛に吸収され熱を持ち、毛を生やす組織を破壊する仕組みです。
レーザーを照射した後は毛根の支えがなくなり、1~3週間程度で自然に抜け落ちます。
成長期の毛に対応
レーザーの熱で破壊できるのは、毛周期と呼ばれるサイクルのうち成長期にある毛のみです。毛は成長期・退行期・休止期のサイクルを繰り返して生え変わっています。
退行期と休止期は毛根から毛が離れているため、レーザーの熱が影響しにくい状態です。成長期はメラニン色素が豊富で毛根とつながっているため、発毛組織の破壊が期待できます。
一度の施術で照射できる成長期の毛は、全体の20%程度です。そのため、毛周期に合わせて適切な間隔を空けながら施術することが推奨されています。
医療脱毛レーザーの脱毛方法は熱破壊式と蓄熱式

医療脱毛レーザーには熱破壊式と蓄熱式の2タイプがあり、それぞれターゲットとなる層が異なります。ここからは、それぞれの照射方法の違いを解説します。
熱破壊式
熱破壊式は、高出力のレーザーを毛穴の奥にある毛母細胞と毛乳頭に届け、ダメージを与える脱毛方法です。毛乳頭は毛に必要な栄養を与える細胞で、毛母細胞は毛乳頭から得た栄養をもとに毛を作り出す細胞を指します。
レーザーがメラニンに反応して細胞に熱を与えるため、成長期の濃く太い毛に有効な方法です。目立つ毛を除去できるため、効果を実感しやすい傾向にあります。
ただし、退行期や休止期の毛には対応しにくいため、毛周期に合わせた施術が必要です。また、肌のトーンが暗めの方は、火傷をする恐れがあります。

画像:筆者作成
蓄熱式
蓄熱式は毛を作る指令を出している、バルジ領域をターゲットにした脱毛方法です。低出力のレーザーを連続して照射し、熱を蓄積させることで、バルジ領域にダメージを与えます。
メラニン色素に反応するタイプではないため、色が薄い毛や産毛、肌のトーンが暗めの方などにも対応可能です。さらに、退行期や休止期といった毛周期に関わらず施術できる特徴があります。
バルジ領域は毛母細胞や毛乳頭よりも浅い位置にあるため、低出力の照射で効果に期待できます。熱破壊式よりも痛みや火傷などのリスクが低いため、痛みに弱い方でも受けやすい施術といえるでしょう。
ただし、蓄熱式は成長期の毛ではなく次に生えてくる毛に対応できる方法のため、効果を実感できるまでには3週間以上かかる傾向にあります。
医療脱毛に用いられるレーザーの種類

医療脱毛にはレーザーが用いらることがほとんどです。使用されるレーザーはクリニックによって異なります。代表的なレーザーは以下の3つです。
- アレキサンドライトレーザー
- ヤグレーザー
- ダイオードレーザー
それぞれ詳しく解説します。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーは、755nmの波長を持つ熱破壊式のレーザーです。メラニン色素への吸収率が高く、ワキやVIO、ヒゲなどの太くて濃い毛に優れた脱毛効果を発揮します。
コラーゲンの生成を促す作用もあるため、美容目的で使用されることもあり、美肌効果も期待できるのが特徴です。
一方で、色素に強く反応するため、肌のトーンが暗めの方には照射できない場合があります。明るめの肌で、目立つ濃い毛をしっかり減らしたい方に向いているレーザーです。
ヤグレーザー
ヤグレーザーは、1064nmの波長を持つ熱破壊式のレーザーです。肌の奥深くにある毛根までエネルギーを届けられるため、あらゆる毛に対応できます。メラニン色素への吸収率が低く、日焼けした肌や色素沈着がある部位にも照射しやすい傾向にあります。
ただし、波長が長い分、他のレーザーと比較して痛みを強く感じやすい側面があります。痛みに弱い方は、事前に相談しておくとよいでしょう。
ヤグレーザーは血管にも作用するため、赤ら顔の治療にも用いられることもあります。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは、808~840nmの波長を持つレーザーです。高出力で毛根を破壊する熱破壊式と、低出力でバルジ領域をターゲットにする蓄熱式の2種類が存在します。
太い毛から産毛までの脱毛が期待でき、アトピー肌や敏感肌の方でも比較的照射しやすいレーザーです。
蓄熱式は痛みが少なく、じんわりと温かさを感じる程度で施術を受けられます。痛みに弱い方や、顔などの産毛をきれいにしたい方におすすめです。
【脱毛以外にもある】医療脱毛の効果

医療脱毛はムダ毛を減らすだけではなく、以下の4つの効果もあります。
- 毛穴の引き締め・美肌効果
- 肌のトーンアップ
- 自己処理によるトラブルの解消
- 衛生面・ニキビ予防
それぞれ解説します。
毛穴の引き締め・美肌効果
医療脱毛のレーザーの熱は、毛穴の引き締め効果も期待できます。レーザーによる熱が毛穴に刺激を与えることで新陳代謝がアップし、コラーゲンの生成が促進されるためです。
コラーゲンが生成されると肌の内部からハリが生まれ、キメが整いやすくなり、美肌効果も期待できます。毛がなくなり毛穴が引き締まるとメイクのノリも良くなり、化粧崩れもしにくくなります。
医療脱毛は、キメの整った美肌を目指す方にも適した施術です。
肌のトーンアップ
顔や体のうぶ毛がなくなると、肌表面で光の乱反射が減少し、肌のトーンアップが期待できます。
毛があると影ができるため、肌のトーンも暗くなりがちです。さらに、毛があることで毛穴の黒ずみの原因にもなります。
医療脱毛により毛がなくなることで影や黒ずみが解消され、透明感のある明るい肌を得やすくなります。自己処理による肌へのダメージが減るため、色素沈着の解消も期待できるでしょう。
自己処理によるトラブルの解消
医療脱毛は、自己処理による肌トラブルの解消にもつながります。
正しくない毛の処理をしていると肌にダメージを与え、トラブルが起きがちです。特に、カミソリを使用している人は肌の角質を傷つけやすく、傷が残ったりアトピーなどの炎症を悪化させたりする恐れがあります。
また、自己処理を続けることで、乾燥や色素沈着を引き起こすこともあるため注意が必要です。
医療脱毛をすると、外部の刺激が減ることで肌のバリア機能が正常に保たれ、本来の健康な状態を取り戻しやすくなります。
衛生面・ニキビ予防
医療脱毛は、衛生面の向上やニキビ予防にも役立ちます。肌の表面から毛がなくなることで、皮脂や汚れが付着しにくくなるためです。汚れが溜まらなくなると、アクネ菌が繁殖しにくい清潔な環境が作られます。
特に、背中や顔は皮脂の分泌が多く、毛穴に汚れが溜まりやすい部位です。医療脱毛のレーザーにより毛穴が引き締まることで、毛穴の詰まりを解消し、ニキビの原因を根本から改善することが期待できます。
後悔しない!医療脱毛クリニックの選び方

医療脱毛で後悔しないためのクリニックの選び方は、以下の4つです。
- 通いやすさ
- 予約の取りやすさ
- 料金体系が明確か
- レーザーの種類をチェック
それぞれ解説します。
通いやすさ
医療脱毛は複数回通う必要があるため、クリニックへの通いやすさも重要なポイントです。自宅や職場から遠すぎると通院が面倒になり、途中でやめてしまう恐れがあります。
そのため、駅からのアクセスや駐車場の有無など、無理なく足を運べる立地か事前に確認しておきましょう。
また、診療時間や休診日が自分のライフスタイルに合っているかもチェックが必要です。自分の生活圏内で、ストレスなく通い続けられるクリニックを見つけてみてください。
予約の取りやすさ
脱毛をスムーズに進めるために、予約体制が整ったクリニックを選ぶことは大切です。
通いやすい立地であっても、予約が取れなければ毛周期に合わせた適切な治療ができません。人気が集中して数ヶ月先まで予約が埋まっている場合は、脱毛完了までの期間が長引く恐れがあります。
予約に関してはオンラインシステムを導入しているか、まとまった予約は可能かなどを無料カウンセリングの際に確認しておくとよいでしょう。
料金体系が明確か
費用に関するトラブルを避けるために、料金体系がわかりやすく表示されているクリニックを選びましょう。
脱毛だけでなく、初診料や麻酔代などが記載されているかの確認も必要です。コース料金以外に都度払いのメニューがあるかどうかも確認しておくと、通えなくなったときに気軽にやめられます。
なかには、月々数千円の表記であっても、高額なローンの分割払いを表示しているケースもあるため注意が必要です。ホームページに記載されていても、カウンセリングの際に確認しておくと予期せぬ出費を防げる可能性が高まります。
レーザーの種類をチェック
クリニックが導入しているレーザー機器の種類も、効果的な脱毛のために確認すべき項目です。自分の肌質や毛質に合わない機器で施術を受けると、効果がみられなかったり痛みを強く感じたりする可能性があります。
複数の波長を照射できるクリニックであれば、幅広い毛質に対応できます。また、施術後の肌は乾燥しやすいため、ホームケアに関する指導があるか確認しておくと安心です。
機器の性能だけでなく、施術前後の肌ケアまでサポートしてくれるクリニックを選びましょう。
まとめ

このコラムでは、医療脱毛を詳しく解説しました。医療脱毛は医療機関でのみ受けられる施術です。毛を生やす組織を破壊することで長期的な効果が期待できます。
エステ脱毛と比較するとクリニックに通う回数が少なく、万が一の肌トラブル時にも医師のサポートを受けられる点が魅力です。痛みが不安な方には、麻酔を使用することで、無理なく治療を進められます。
このブログを参考にして、理想のなめらかな肌を目指しましょう。
