ジェルネイルのオフをセルフでしたい方へ!オフをしやすくする方法と道具を紹介

ジェルネイルをセルフで楽しむ方が増える一方で「セルフでジェルネイルのオフができない」「オフが難しい」「爪がボロボロになった」という方もいるでしょう。セルフネイルはスムーズにできても、オフに時間がかかったり爪を傷めたりする方は多いです。

ストレスなくジェルネイルをオフできたら、もっと楽しいネイルライフが送れますよね。 この記事ではセルフでジェルネイルのオフをスムーズにしたい方のために、元ネイリストがオフを簡単にする方法を紹介します。

慣れるまでは難しいかもしれませんが、何度がやったことがある方はオフが簡単になるかもしれません。

爪を傷めず楽にオフするための道具も紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

ジェルのオフが難しい原因は?オフする前に知っておきたいこと

まずオフする前に知っておきたいことは、ネイリストでも「オフが苦手」という方が結構いることです。「地獄のオフ」と言っている方もいます。

プロのネイリストは練習や経験、試験を受けるなどさまざまな努力をして、地獄のオフを乗り越えているのです。

さらにネイルサロンでは、簡単にジェルが剥がれないようジェルを密着させています。マシーンでのオフを想定して施術しているサロンがほとんどなので、セルフでオフするのは大変です。

特にフィルインを目的とした施術は、マシーンで完全にオフするのにも時間がかかります。

オフがしにくい原因は、プロのネイリストでも難しいオフを、セルフでしているためです。

しかし、自分でネイルすればオフしやすいように工夫ができます。

次で詳しく解説するので参考にしてくださいね。

ジェルネイルのオフをしやすくする3つの方法

セルフでジェルネイルのオフをしやすくする方法は以下の3つです。

  • オフしやすいジェルを選ぶ
  • オフしやすいアセトンを選ぶ
  • オフしやすくジェルを塗布する

それぞれ詳しくみていきましょう。

オフしやすいジェルを選ぶ

オフしやすいジェルは柔軟性があるやわらかいジェルです。「ソフトジェル」または「ソークオフジェル」と書いてあるジェルを選びましょう。

「ソフトジェル」や「ソークオフジェル」は柔らかいので削りやすく、アセトンもしっかり浸透してくれるため爪を傷めにくいです。

避けた方が良いのは「ハードジェル」や「セミハードジェル」と記載されているジェルです。「ハードジェル」や「セミハードジェル」はアセトンで溶けないため、ファイルで削ってオフします。

そのため爪まで削ってしまう可能性が高く、硬いジェルなので全部削るのにかなり時間がかかって本当に大変です(+_+)

仕上がりの艶や持ちの良さは「ハードジェル」や「セミハードジェル」方が良いですが、オフしずらい点が難点です。

ジェルネイルをオフしやすくするためには、「ソフトジェル」または「ソークオフジェル」と記載されているジェルを選ぶと良いでしょう。

オフしやすいアセトンを選ぶ

オフしやすいアセトンは「純アセトン」または「純度が高いアセトン」と記載されているタイプです。

素早くジェルを解かしてくれるため、オフがスムーズに行えます。

ただし使用後は爪や甘皮あたりが乾燥するため、オイルやクリームでしっかり保湿しましょう。

逆にオフしにくいアセトンは、保湿成分が入っているタイプです。

爪や肌には優しいのですが、ジェルが溶けにくくオフに時間がかかる傾向にあります。

オフしやすい量のベースジェルを塗布する

オフしやすいジェルの塗り方は、ベースジェルを厚く塗りすぎないことです。

柔らかいソフトジェルでも、分厚く塗りすぎるとアセトンが奥まで浸透せず、ジェルが溶けにくくなってしまいます。

爪の凹凸が隠れる程度にふんわり塗ると良いでしょう。難しかったら薄く2度塗りが塗布しやすいです。

SNSで、爪の形をベースジェルの段階で整えてるのをよくみますが、やってみてやめた方が良いなと私は思いました。

なぜなら、整えながら塗布するのに時間がかかるうえに、ベースジェルが分厚くなってオフしずらいためです。

整えたベースジェルの上にはカラージェルやアート、トップジェルなどが重なるので、ベースで完璧に仕上げる必要はないなと思います。

もし爪の形を整えたかったら、ベースジェルで頑張りすぎずにトップジェルで頑張ってみてください。

塗布の時短とオフの時短につながるのでおすすめです!

セルフにおすすめのオフしやすいジェル

私が使ってみて、オフがしやすいベースジェルとトップジェル、ノンワイプトップジェルを紹介します。

削りやすくアセトンもしみ込みやすいのでおすすめです。

オフのしやすさのために誕生した、ピールオフジェルも紹介するのでぜひ参考にしてください。

ベースジェル

シャイニージェルのスーパーベース

アセトンが浸透しやすくポロポロと剥がれてくるベースジェルです。

プロ向けに販売されている「パワーベース」と同じ成分で作られており、セルフ向けに塗りやすいよう開発されています。

爪を削らなくても密着するジェルですが、削った方が持ちが良いので私は少し削って塗布してます。

塗布する量は爪の凹凸が隠れる程度にふんわりとのせましょう。最初は少量のジェルでラインどりをして、硬化せずに少し多めの量のジェルをふんわりとのせます。

難しかったら薄く2~3度塗りがおすすめです。

シャイニージェルのベースジェルについてはこちらで詳しく解説しているので、良かったら覗いてみてください。

トップジェル

プリジェルのトップa

引用元:プリモール

プリジェルトップaは、長さだしができるうえにしなやかなで、オフがしやすい優秀なトップジェルです。

他のトップジェルを使ったこともありますが、プリジェルトップaは使いやすいので10年近く愛用しております。

塗布方法は、まず少々のジェルをとってラインどりをします。硬化せずに多めにジェルをとってふんわりとのせ、セルフレベリングを利用しつつ形を整えていきます。この時ジェルが流れて皮膚につかないよう気を付けてください。

もし皮膚についたらウッドスティックなどで拭き取りましょう。施術のあとに皮膚についているのに気付いたら、皮膚が傷つかないようファイルで削ると良いです。

プリジェルにはトップジェルが豊富に揃っているため、購入する際は間違えやすいかもしれません。特に同じ緑のラインの「プリジェル トップシャインa」と間違えそうになったことがあります。

シャインaの方も使い心地は良いので、間違えてもそのまま使ってもらって大丈夫と思います!

ノンワイプトップジェル

ココイストのウルトラグロッシーノンワイプトップコートジェル

こちらは私が時々うかがっている、ネイルの認定講師から教えていただいたノンワイプトップジェルです。

オフがしやすいジェルとして教えていただいて、本当にしやすいのでずっと愛用してます。

ノンワイプトップジェルは、トップジェルを硬化したあとの仕上げとして使います。

厚く塗りすぎると硬化熱が出て痛いので、薄く塗りましょう。

どのメーカーもサラサラして流れやすいので、皮膚につかないよう気を付けてください。

トップジェルを塗布したあとにノンワイプトップジェルを塗布すると、ネイルの強度と輝きが増します。

ピールオフジェル

プリジェルのベティジェルR ピールオフジェル

引用元:プリモール

ピールオフジェルは、サンディングとアセトン不要でジェルオフできるベースジェルです。簡単にオフできるのでストレスなくネイルが楽しめます。

ピールオフジェルには他にも種類がありますが、最も人気があるプリジェルのベティジェルR ピールオフジェルを紹介しました。

アセトンを使わずにオフできるので、時短にもなりおすすめです。

ジェルネイルのオフに必要なファイルの面取り

新しいファイルは面取りをして使わないと、ジェルを削っている最中に肌を傷つけてしまい、赤くなったり皮がむけたりするため危険です。流血の恐れもあります。

ファイルに角があるため、角を丸くする面取りを必ず行いましょう。

面取りの方法は面取りをしたいファイルの角の部分を、別のファイルで削っていきます。

下の写真でいうと、赤いラインの部分をぐるりと削ります。
(グニャグニャしたラインですいません)

 

私は使い古したファイルで削っています。

さわってみて、角がとれてる感じがしたらOKです。

ジェルネイルのオフで使う最低限の道具

まずは用意しておく最低限の道具からご紹介します!道具は以下のとおりです。

    • 150か180のファイル
    • ダストブラシとマスク
    • アセトン
    • コットン
    • ソークオフクリップ(なければアルミホイル)
    • キューティクルプッシャーorウッドスティック

1つずつ詳しく解説していきます

150か180グリットのファイル

ファイルはトップジェルやカラージェルを削って、ベースジェルにアセトンをしみ込ませやすくするために使います。

わかりやすくいうと、爪ヤスリの強力版です。自爪を削るには強すぎますが、ジェルやスカルプチュアなどの人工爪を削る際に使用します。

ファイルには数字があり、若い数字の方が目が粗いと覚えておくと良いでしょう。数字はグリット数といわれています。

オフにおすすめのグリット数は150か180です。私がファイルでオフしていたときは両方使っていました。

最初に150でトップジェルを削り、カラージェルが薄くなってきたあたりで180に変え、様子をみながら削る方法です。

うっかり自爪を削ると爪が薄くなるので、最後まで150で削ることはありません。

180だけでも良いですが、早く削りたい方は150も持っておくと良いでしょう。

私はミトスのファイルが使いやすいと思います。

他におすすめなのは、モアクチュールのファイルです。使いやすくてネイリストの間でも人気ですが、ミトスの方が安いのでこちらを長年愛用してます。

ダストブラシとマスク

ダストブラシは、ファイルで削った際に出てくるダストを払う際に使います。100均のチークブラシでもOKです。

ファイルで削ったダストが残ったままアセトンを巻くと、上手くオフできないうえアレルギーの原因にもなります。ダストブラシでしっかり払う行程は重要です。

また、吸い込むのも危険なので、マスクも着用しておきましょう。

参照元:大正製薬 製薬情報サイト

 

アセトン

アセトンはネイルをオフする際に使用する溶剤で、わかりやすく言うとマニキュアを落とす除光液の強力版です。

除光液ではオフできないジェルネイルやチップ、スカルプチュアなどの人工爪までオフできます。

オイルや汚れを落とす働きがあるため、車やバイクのメンテナンスに使われることもあるそうです。使用上の注意点がいくつかあるので紹介します。

アセトンを使用する際の注意点
◆周りに火気がないのを確認する
◆換気をする
◆使用後はすぐフタをする
◆こぼしたらすぐ拭く
◆爪の保湿をする

アセトンは火気厳禁の溶剤で、火気が近くにあると常温でも引火する可能性があります。周りに火気がないか確認して使用しましょう。

換気とすぐフタをする理由は揮発性が高いためです。フタを開けたままにしておくと、蒸発してアセトンが減ってしまいます!もったいないのでフタはすぐした方が良いです!

あとアセトンをテーブルにこぼしたまま放置しておくと、塗装がハゲます。こぼしたつもりはなくても、オフする際に数滴テーブルに付くことがあるので注意が必要です。私も失敗した経験があります💦

爪の保湿はアセトンでオフしたあと、爪や周りの皮膚が乾燥するためです。キューティクルオイルやハンドクリームなどでしっかり保湿して、乾燥を防ぎましょう。

私が使用しているのはスペースネイルのアセトンです。

スペースネイルのアセトンは純度が高いためかなりオフがしやすいです!私が最もオフしずらかったのは、保湿成分が含まれているアセトンでした💦爪には良いのだろうけど、私はオフのしやすさの方を選びました(^_-)-☆

コットン

コットンは爪の大きさにカットして使います。薬局やスーパーで販売しているもので大丈夫です。

まとめてカットして容器や袋に入れておくと使いやすいし、ダストも入らないので安心です。

ソークオフクリップ(なければアルミホイル)

ソークオフクリップとは、アセトンをしみ込ませたコットンを爪の上のせて挟むクリップです。

アセトンを蒸発させることなく、ジェルに浸透させてオフをしやすくします。

ソークオフクリップがない方はアルミホイルでも全然オッケーです!

アルミホイルの場合、指の大きさや長さにもよりますが、縦8cm×横8cm程度の大きさにカットして使います。使い方はコットンを爪の上に置いた状態で、アルミホイルを指の第2関節まで隙間を開けないようにして巻きます。(今アルミホイルが無いので写真が撮れませんが後日、代用品でアップしようと思います。)

私の場合アルミホイルは、左手は巻きやすいのですが右手が巻きにくいため、ソークオフクリップを使うようになりました。

結果かなりの時短になったのでおすすめです!

ソークオフクリップは簡単に指に付けれてオフの時短になります!

早くオフしたい方や、不器用さんにはおすすめです。10本入りと5本入りがありますが、セルフだと片手ずつしかできないため5本入りが良いでしょう。

キューティクルプッシャーorウッドスティック

キューティクルプッシャーは、アセトンで溶けたジェルを取る際に使用します。

ウッドスティックで取る方も多いですが、削ったり整えたり準備が必要なので、ここではキューティクルプッシャーを紹介します。

どちらもない場合は手で取るのも良いですが、道具を使った方がやりやすいです。

使用する際は爪をこすりすぎないようにやさしく剥がしていきましょう。

 

ジェルネイルのオフのやり方

最低限の道具がそろったところでオフをはじめていきましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. ジェルをファイルで削る
  2. ダストブラシでしっかりダストを払う
  3. コットンにアセトンを含ませて爪にのせる
  4. 10~15分ほど待ってはずす
  5. 完了したらキューティクルオイルを塗って完成

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

①ジェルをファイルで削る

まずはファイルでトップジェルとカラージェルを削り、ベースジェルだけの状態します。

慣れるまでどこまで削って良いかわからないかもしれませんが、目安としてはカラージェルのカラーがなくなるまでです。

ベースジェルだけ残す状態にしますが、透明なのでうっかり自爪を削らないように気を付けてください。

爪の先端はアセトンをしみ込ませてもジェルが残りやすいため、念入りに削りましょう。

➁ダストブラシでしっかりダストを払う

ファイルが終わったら、ダストブラシでしっかり爪の上のダストを払います。

爪にダストが残ったままアセトンをのせると、アレルギーが発生する恐れがあるので気を付けましょう。

③コットンにアセトンを含ませて爪にのせる

爪のサイズにカットしたコットンにアセトンを含み、なるべく爪からはみ出さないように乗せ、ソークオフクリップで指をはさみます。

ソークオフクリップがなければ、カットしたアルミホイルをなるべく隙間が開かないように指に巻きつけます。

④10~15分ほど待ってはずす

10~15分待ってはずしたら、ジェルをキューティクルプッシャーで優しく取っていきます。

ここで、もしジェルがはずれなかったら、無理にゴシゴシ削らず、③の作業をもう一度繰り返しましょう。

無理にはがすと爪が傷んで薄くなってしまうためです。

⑤完了したらキューティクルオイルを塗って完成

アセトンを使用したあとは爪が乾燥している状態なので、終わったらキューティクルオイルやハンドクリームなどを塗って保湿しましょう。

そのまま次のネイルをする場合、キューティクルオイルを塗る行程は飛ばしてください。ネイルする前は、乾燥させた方が持ちが良いためです。

ネイル後はしっかり保湿しましょう。

ピーシャインのキューティクルオイルはシリーズにさまざまな香りがあり、かわいいのでお気に入りです。

ジェルネイルオフの際にあったら便利な道具

あったら便利だけどなくても大丈夫な道具です。用意しておくと時短できます。紹介するのは以下の4つです。

  • ピンセット
  • スポンジバッファー
  • ディスペンサー
  • 防水タイプのネイルシート
  • ウッドスティック

それぞれ詳しくみていきましょう。

ピンセット

先がとがったタイプが、コットンやネイルパーツをとる時に使いやすいです。100均で購入できます。

これがなかったら手でアセトンをコットンに含ませないといけないです。

あーこ
あーこ

手でもできるけどあったら便利

スポンジバッファー

スポンジバッファーは爪を削った際に出るバリをとったり、自爪の表面を整えるのに便利なファイルです。ネイルの必需品の1つですが、オフのときに最低限必要なものかな?と迷ってこちらに入れました。
おすすめのグリット数は200と220が1つになったファイルです。「200/220」と表示されています。
自爪の表面を整える際は、200で優しく削ったあとダストブラシでダストを払って、220でなだらかに整えます。

ディスペンサー

アセトンを入れる容器です。ロック機能「あり」と「なし」があります。

出張ネイルやネイル検定にいく予定がある方はロック機能「あり」の方が漏れの心配がありませんが、セルフの場合「なし」で大丈夫です。

アセトンを入れて、真ん中を押すと出てきます。少しお高いですが、あるとかなり便利です。

化粧水を入れて使っている人もいますよ。

あーこ
あーこ

私はアセトン用とエタノール用の2つ持ってます。

防水タイプのネイルシート

こちらは、防水タイプなのでうっかりアセトン等をこぼしてしまった時に、テーブルが汚れないので便利です。

アセトンがこぼれるとテーブルが傷んで、色落ちしてしまいます。

すぐ気づいてふけばいたまず問題ありませんが、あったら便利で安心です。

ウッドスティック

アセトンでとけたジェルを取る時にあったら便利です。

ほとんどのネイリストが持っていて、使う時は先端をファイルでうすく削って使います。

なくてもいいけどあったら、ジェルがはみ出た際に取り除いたり、細かいパーツを取ったりするにも便利です。

【まとめ】

ジェルネイルのオフをセルフでしたい方へ、簡単にオフできる方法とおすすめの道具、オフのやり方を詳しく解説しました。

オフに時間がかかったりオフが難しかったりする方は、硬いジェルを使っているのかもしれません。

アセトンに溶けやすいやわらかいジェルを使用しましょう。

施術はベースジェルを厚すぎないように塗って、トップジェルで形を整えると時短になるうえオフがスムーズです。

アセトンは純度が高いものを選んで、使用後は保湿しましょう。

プロでも難しいので、セルフネイルのオフは慣れるまで難しいと思います。

道具や方法を変えれば簡単にオフできるようになるかもしれません。

ぜひこの記事を参考にして、セルフネイルを楽しんでください。

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